花見川団地の日常と、おまつりのにぎわい

7月下旬、毎年の夏のお楽しみ「花見川団地まつり」が開催されました。
2024年にMUJI×UR団地まるごとリノベーションによって生まれ変わった団地商店街と、団地周辺地域の日常に新しいコミュニティ交流拠点が加わり、無印良品の出張販売やカフェ、タウンミーティング等の最近の花見川団地の様子を写真と動画でお送りします。

SCENE_1:花見川団地の日常

今日は、花見川団地まつり。朝から子どもたちもなんだかソワソワしています。
いつもの穏やかな日常の中にいつもと違う雰囲気が感じられます。

SCENE_2:人の滞留を促す、リノベーションされた商店街

リノベーションにより、アーケードがなくなり空が広くなった商店街は、日常から人が滞留できるようストリートファニチャーが配置されました。
緑豊かな公園のような商店街で、人々が思い思いに過ごす様子が伺えます。

SCENE_3:団地から歩いて行ける、花島公園

花見川団地に隣接する「花島公園」。
公園には広大な芝生広場、球技場、テニスコート、ジョギングコース、噴水池に加えて、大規模な駐車場もあるので遠方からの来場にも対応でき、一年を通して賑わっています。

SCENE_4:団地名の由来となった、花見川

花島公園の一部にもなっている花見川沿いはお花見広場になっていて、毎年春になるとお花見スポットとしてたくさんの人で賑わいます。お祭りがあった日は、キバナコスモスが一面に咲いていました。

SCENE_5:古本とコーヒーが人をつなぐ “コミュニティカフェ”

完成したコミュニティ拠点の一つ「コミュニティカフェ」。壁一面には古本が並び、コーヒーを飲みながら読書ができ、気に入った本は購入もできます。古本とコーヒーを通じて、自然と会話が生まれます。

SCENE_5-5: “団地のくらし体感ルーム”

「コミュニティカフェ」の2階には、「団地のくらし体感ルーム」を設置。
気軽にだれでも団地での過ごし方を体感いただけるとともに、既にお住まいの方へも気づきや工夫を体感いただけます。

SCENE_6:日常に寄り添う “コミュニティストア”

完成したコミュニティ拠点の一つ「コミュニティストア」。
無印良品の出張販売を行っています。常連さんの中にはお買い物よりも、スタッフとお話をしたくてお店に来る人も。高齢者、若年層関係なく、多世代の方が立ち寄れる場所として、日常の生活雑貨品を中心に販売を行っています。

SCENE_7:新しい出会いやつながりを生む “コミュニティサークル”

完成したコミュニティ拠点の一つ「コミュニティサークル」。空き店舗を利用してサッシ、電気、空調といったインフラ整備を行いました。住民主導のイベントやサークル活動など、コミュニティに寄与するための場になっています。

SCENE_8:みんなのやってみたい語る “タウンミーティング”

コミュニティサークルを使って現在、定期的に行われている「タウンミーティング」。
無印良品のスタッフがファシリテートして行う、花見川周辺地域の住民参加型のワークショップです。
自治会、商店街振興組合、千葉市、UR職員も参加していて、行政や住民の立ち位置に関係なく、自由にやってみたいことのアイデアを出し合う場になっています。

SCENE_9:やってみたいを実現する “花団未来会議”

自主的に発足された住民主体の「花団もりあげ隊」によって運営されている「花団未来会議」。
商店街振興組合、周辺大学の学生、団地住民が参加し、生まれたアイデアをカタチにするために、具体的な企画・立案を行っています。

SCENE_10:花見川団地の非日常 “花見川団地まつり”

夕方が近づくと共に、徐々に人が増えていきます。花見川団地自治会・花見川住宅自治会を中心におまつりの運営が行われており、今回で開催54回目を迎え、今なお夏の風物詩になっています。


商店街の店舗もおまつり仕様に。
いつもとは違ったフードを食べることができます。


青果店の前でも出店販売が行われていました。スイカやパイナップルといった果実も暑い日に外で食べるには最高ですが、中でも冷やしきゅうりは塩気も効いてて、ついつい一本丸ごと食べてしまいます。


団地敷地内にある中央公園に建てられた盆踊りのやぐらステージ。
毎年、こんな立派なやぐらを組むことができる自治会さんの熱い想いを感じます。


みんな思い思いに踊っていて、とても楽しそうです。
この日ばかりは子供たちも少しだけ夜更かしですね。

SCENE_11:団地外からも人が集まり、地域に開かれた団地へ

商店街はいつの間にか人で溢れて、肩がぶつかり合うほどの人だかりになっていました。
団地内の住民だけでなく、団地外からもたくさん人が来ているのが分かります。


このような周辺地域からも人々が集まる「おまつり」のように、日常から周辺地域とゆるやかにつながる街の中心のコミュニティの場として、「地域に開かれた団地」こそ、目指していきたい花見川団地の未来なのかもしれません。

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