vol.23 協奏の家
「無印良品の家」で暮らしている方を訪ねて奈良県生駒市へ。
イラストレーターの大塚いちおさんが、職住一体の「窓の家」に会いに行きました。

施工例 | 2017.11.28

エピローグ(編集後記)

働き方と住まい

『職住一体の「窓の家」が奈良にあるよ。』とスタッフからの情報を聞き、今回もまた新たな暮らしのかたちが発見できそうとワクワクしながらロケハンに向かったのは5月のこと。
『「無印良品の家」はさまざまな暮らしのかたちを受け入れる懐の深さがある。』
このことは私がこの取材を通じて毎回強く感じることなのですが、今回会いに行ったH様の「窓の家」もまたこれまでと違うスタイルの暮らしのかたちを受け止めていたのでした。

H様はご夫婦ともにフリーランスでお仕事をされており、ご自宅に仕事スペースを設けた正に職住一体の暮らし。
これは私の先入観かもしれませんが、訪問前まではワークスペースは明確に切り離された間取りになっていると考えていました。仕事に集中できなかったら困るのでは・・・とか、どうしても思ってしまっていたのですが・・・

しかし、一歩室内に入ればそこはいつもと同じ「窓の家」の風景が広がっていました。ご夫婦は違ったジャンルのお仕事をされているはずなのに、お互いのエリアは隣り合わせで空間としては緩やかにつながっている。そこにはTHE仕事場という特別な雰囲気はなく、それはいつもの「窓の家」。ひとつながりの空間によって仕事のスペースも「窓の家」の世界観の中にうまく溶け込んでいたのです。

住まいをどのように考えるかに当たって、仕事との関係は切り離せないもの。
先日当サイトでも「小さな暮らしで考える、住む場所と働く場所」という興味深いコラムが公開されています。その中で同時に実施したアンケートの結果で、在宅での仕事を望んでいる方は全体の54%を占めており、予想以上に高い割合だったのは私も驚きでした。
これからテレワーク制度などが社会の中でも浸透していけば、働き方にも大きな変化が起きるでしょう。その時に住まいに仕事ができるスペースがあったらと考える方も増えてくるかもしれません。

今回のHさんの「窓の家」のように自然にワークスペースを日常生活にフィットさせることのできる、とても感じのよい住まいだったら、自宅で働くというライフスタイルも気負いなく始めることができるかもしれませんね。

さてさて、次はどんな新しい暮らしのかたちが見つかるのでしょうか。私たちの旅はまだまだ続きます。(E.K)

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